手汗 対策とカモフラージュ

えっ・・握手？？

ちょ、ちょっと待って！！！

ビジネスシーンや仲間とのハイタッチに手汗が原因で消極的になる事は無いですか？

手の平がサラサラの人が羨ましく感じた事はないでしょうか？

もしくは、ご自身のお子さんに手汗の兆候はないでしょうか？

今回の記事は手汗に悩む方や、そのご家族の方に向けて

少しでもお力になれればと思い書いております

私は物心ついた時から手に汗をかいていました

両親にお願いして皮膚科に連れて行ってもらった事もありますが

『まだ幼いのでこんなものです、気にし過ぎるあまり出ているんですよ』

ドクターの見解は深刻さを微塵も感じさせないものでした

結局、当時の私に具体的な対策方法は見つかりませんでした

成長と共に思春期を迎え、手汗の障害をひしひしと感じる事になります

★プリント用紙を後ろの人に渡す時

★テストの答案用紙に記入する時

★ノートを取る時

★お釣りをもらう時

★割勘で小銭の授受が発生する時

★海外での指紋認証の時

★運転する時

上は一例で、手汗を気にしていればこその難関が

生活の中には毎日潜んでいます

私はタオルを常備し、手をこまめに洗ってしのいでいました

運転時は手袋をはめ、友達に手を触られそうになったら、上手くかわし

手汗が周りに気付かれない様に気を張り巡らしていました

タオルにもこだわりがあって、レースの可愛いハンカチではなく

毛足の短い吸水性に富んだ国産のタオルを好んで使いました

柔らか過ぎる生地は吸水性に欠けますので、しっかりした生地を選びます

今ではすっかり有名な今治タオルですが、私は長年に渡って愛用してきました

手汗用のタオル選びの参考に是非

imabari-towel.jp

そして、手汗を悟られない様に袖の長いカーディガンを利用して

隠したりもしていました

私の手汗を知らない人からは、タオルを常備して女子力高いね！

長い袖に手の甲まで隠している姿に女子っぽい！

運転中は手袋するんだ～日焼け対策抜かりないね！

などと、言われる事が多く

あぁ良かった！手汗を気づかれていない！とホッと安心する毎日でした

こんなストレスフルな日々を学生時代、社会人と過ごしてきました

その過程で、同じ症状で悩んでいる人が世界中にいる事を知り

様々な対処方法がある事を知りました

●アメリカで開発された電気を利用した治療

●塩化アルミニウムを配合した塗り薬

●手汗に過剰発汗を促している神経の切除をする手術

電気治療

電気療法は効果に期待が持てそうな文献が多かったのですが

当時、試せる医院が周りに無かった為、断念しました

塩化アルミニウム

県外の薬局にて販売されている手汗用塩化アルミニウムを取り寄せ

２年使用しましたが、乾かす手間に面倒さを感じた事と

完全には汗を防ぐ事が出来ずに断念しました

↑　コレ、きっと軽度の手汗さんにはかなりの効果があると思います

胸腔鏡手術

手汗で悩む人の最後の選択肢とも思われる手術で、手汗を司る神経を切断するそうです

手汗が皆無になる事と引き換えに、副作用の代償発汗が問題視されており

賠償問題になるケースもあったそうです

もちろん、チキンな私は断念せざるを得ませんでした

というわけで、結局のところタオルと袖の長いカーディガンが建設的な対処方法で

具体的な解決には至らなかったのです

私は、気温が２０度前後であれば比較的サラサラが続くように思います

そして、雨の日には手汗の出方が緩やかに感じていました

（勿論、緊張する場面では気温に関係なく汗まみれです。。）

それでも、やっぱり何も気にせずサラサラになりたい

手汗に影響されずに生活したいと願っていました

そう願って暮らしてきたある日、何の気なしに昔リサーチしていた

電気治療について発展がないか検索する機会がありました

（まだ諦めずに解決策を探りたかったのです）

すると、ご近所の皮膚科でヨーロッパの器具を使った

電気治療をされている事を知りました

藁をもすがる気持ちで、医師が推奨する頻度と回数を重ね

電気治療に強い望みをかけました

２週間を過ぎたころ・・・・

あれ！いつもなら汗が出るシーンなのに出ない！！

うそー！！私の手の平、サラサラだ(；ﾟДﾟ)

この感動は忘れられません！

手の平が生まれつきサラサラの人はこんなにも過ごしやすいのか～

手の平がサラサラだなんて、何て素敵なんだろう！

心が躍りました

そして、私は継続して週に１度治療を続けています

（治療をやめると、元の手汗に戻ります）

ゆくゆくは、その電気治療の機械を個人輸入しようと計画しています

今、手汗に悩んで勉強、友達関係、恋愛、就職に弊害が出ている人も居ると思います

私も手汗が酷かったので、何をするにも手汗を気にしてしまう気持ちが分かります

気にするなと言われても当の本人が違和感を感じた時点で

必然的に気になる症状なわけで、気の持ちようで治るものではありません

でも、時代の流れと共に医療も進化します

インターネットによって様々な情報を選びながら得る事も出来ます

手汗に悩んでいる人は、諦めないでほしいです

必ず自分自身にあった治療方法があります

また、手汗に悩むご家族をお持ちの方は

気の持ちようだと言わず、じっくり話を聞いて一緒に調べてあげて下さい

最後になりますが、私が電気治療を経てサラサラの手になってから

強く感じる事が１つあります

それは、たいがいの人が何らかの手汗を持っているという事

勿論、滴り落ちる重度なものからキラっと光る程度のもの様々ですが

大なり小なり手汗は万人にあるものだという事実です

日本人は衛生面に準ずるエチケットにうるさいと言われています

汗臭さ、べたつき感に対して猛烈な批判が生まれ

消臭、汗を抑える商品がとことん売れます

日本がもう少し何事にも寛容に受け入れる世界であれば

私達、手汗さん達はもう少し住みよい環境に身を置けるのではないか？と思います

このブログを通じて、手汗に対する理解が深めれば幸いです！